【世界記録】外房ヒラマサ49.5kg
ヒラマサアングラー「アジ科最大のヒラマサって何kg が記録なの?
カンパチやGTの方が大きいんじゃないの?」
こんな悩みに答えます。
【世界記録】外房ヒラマサ49.5kg
巨大ヒラマサのメッカ「ニュージーランド」
日本におけるヒラマサの本場?九州エリア
外房というフィールドの可能性
まとめ
ヒラマサという魚を知っていますか?
ブリ・カンパチと並び青物御三家と称されるアジ科最大の大型魚です。
現在ゲームフィッシングとして世界記録となっている魚は49.5kg。
なんと2009年に日本の外房で釣られた魚です。
【世界記録】外房ヒラマサ49.5kg
49.5kg 170cmこれが現在の世界記録として残っているヒラマサの大きさです。
この数字を見て疑問を抱いた方も多いでしょう。
そう、カンパチやロウニンアジでは50kgをゆうに超える魚が記録として残っています。
では、なんでヒラマサがアジ科最大なのか。
それは250cmオーバー96.8kgというヒラマサの捕獲記録が残っているからです。
この魚は、網にて捕獲されたヒラマサです。ゲームフィッシングとして釣られたヒラマサではないため、正式な記録は残っていませんが、それほど巨大なヒラマサがいるという事実は釣り人に大きな夢を与えています。
巨大ヒラマサのメッカ「ニュージーランド」
巨大ヒラマサといえばニュージーランド
こんな話を聞いたことがあるアングラーもいるのではないでしょうか?
ニュージーランドではヒラマサは「キングフィッシュ」と呼ばれ釣り人に人気があります。
ニュージーランドでは岸から2km以内の場所での漁が禁止されていることや、リリースや漁法に関する規定が日本より厳しく定められています。
その為、魚が守られ、魚影の濃さにも魚のサイズにもいい影響を与えています。
実際にニュージーランドのキングフィッシュでは52kgの記録が残っています。
この記録は、日本の「ヒラマサ」と「キングフィッシュ」は厳密には違う種とされている為、別々に残っています。
日本におけるヒラマサの本場?九州エリア
日本においてヒラマサ釣りが最もメジャーに楽しまれている地域といえば九州ではないでしょうか?
ひとことに九州と言えど範囲は広く、五島列島から天草、壱岐、対馬などメジャーな地域を並べ出したらキリがありません。
それほど広範囲に、しかも濃厚なヒラマサの魚影をストックしています。
釣船は外房とは違い、チャーターをメインとしたボートタイプの小型船が多く、仲間うちで伸び伸び釣りを楽しむ方が多い印象です。
九州もまた、毎年大型のヒラマサの釣果が上がっていて、いつ世界記録が出てもおかしくない海といえます。
外房というフィールドの可能性
では外房ではなぜ大型のヒラマサが釣れるのか。
理由は外房特有の地形にあります。
外房の海は器械根と呼ばれる大小様々な根が広範囲に広がっていて、魚にとっては絶好の餌場となり隠れ家になっています。
回遊してきた大型のヒラマサが足を休めるのには最高の環境が整っているといえます。
それを裏付けるように、世界記録のヒラマサが釣り上げられた同じ週に20kgオーバーの釣果が複数上がっていたのです。逃げられた魚も含めたら、相当数の大型のヒラマサが回遊してきていたことでしょう。
また、春から初夏にかけて、抱卵した大型のメスが突然大量に釣り上げられるのも確認できています。
ヒラマサの産卵は5月の半ばくらいから始まると言われていて、それに合わせるように、大型のヒラマサがどこからともなく押し寄せます。
そして、外房の根の中でも特に潮通しのいい一級ポイントで数週間を過ごし、またどこかへ消えていくのです。
これらのことは、今までいなかった魚がどこからか回遊してきたことの証明と言ってもいいでしょう。
餌や産卵場所を求めて大型のヒラマサの群れが入ってくるタイミング。
このタイミングで釣りに出かけることこそが記録魚への近道と言えるのではないでしょうか。
まとめ
ヒラマサという魚はまだまだ多くの可能性を秘めた魚です。
ブリやマグロのような大衆魚とは違い、専門的な研究が行われていないためか、いまだ謎な部分が多い魚でもあります。
今回の記事で書いてきた内容は、決して昔話ではありません。
現在でも年間数本の30kgオーバー40kgオーバーのヒラマサが釣り上げられています。また、非公認ではありますが、「52kgのヒラマサが釣れた!」という話も耳にすることがあります。
記録魚を釣る可能性はヒラマサを狙う全てのアングラーに平等に与えられています
。
来たる大物に備えて、常に万全のタックルと誇りを持ってヒラマサに挑みましょう。
(そして、新しい発見やポイントはシェアしてもらえると嬉しいです。)
ヒラマサ釣りに関してはこんな記事も書いているので、気になる方はどうぞ。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。