【外房ヒラマサ】ジギングリール2機種徹底比較
ヒラマサアングラー「ジギングはじめたいけど、リールはやっぱりステラSW?
ツインパワーじゃダメなの?
ステラとツインパワーの違いは何?」
こんな悩みに答えます。
この記事を読むことで、ステラとツインパワーの特性の理解が深まり、リール選びの参考になります。
【外房ヒラマサ】ジギングリール2機種徹底比較
リールのスペックの差
リールの耐久性の差
ツインパワーというリールを選ぶメリット
ステラというリールを選ぶメリット
まとめ
【外房ヒラマサ】ジギングリール2機種徹底比較
今回は外房ヒラマサジギングにおいて
15 TWIN POWER SW 8000HG
上のシマノ製リール2機種を使い比べて使用感や性能の違いなどを解説していきます。
結論としては、ステラSWがおすすめです。
というわけで、理由について詳しく解説していきます。
リールのスペックの差
ステラSW
ギア比:5.6
実用ドラグ力:20.0kg
最大ドラグ力:28.0kg
自重:675g
約100.000円
ツインパワーSW
ギア比:5.6
実用ドラグ力:14.0kg
最大ドラグ力:28.0kg
自重:635g
約55.000円
こうしてスペックだけ見比べると、正直約5万円分の差はないような気がしますね。
実際に外房のヒラマサジギングで14kg以上ドラグをかけることはないですし、むしろ軽い分ツインパワーの方が優れている気さえします。
リールの耐久性の差
沖はリールにとってかなり過酷な状況です。
特に、高温で強風の日なんかはリールにかなりの負担がかかるでしょう。
リールへのダメージを少しでもやわらげるためには、日頃のメンテナンスが必須です。
ところが、メンテナンスを充分にしていたとしても、リール自体の剛性によって寿命の長さは大きく変ってきます。
例えば
・ツインパワーはメインギアとメインシャフトの交換×2
・ステラはメインギアの交換は無し(摩耗は酷いので交換間近)
大規模な修理でいうと上のような感じです。
ベヤリング類に関しては、サビがでたらつど交換しているので、記録をとってません。すみません。
ではなぜ耐久性にここまで差が出るのかをみていきましょう。
ボディの素材
ステラは全て金属
ツインパワーは左半分が金属、右半分が樹脂
樹脂部分がわずかに歪むことによってシャフトやギアに負荷がかかっているとのことでした。
ギアの素材
ギアに関してはどちらも金属製なんですが、これもどうやら違う種類の金属が使われていて、ステラの方が減りが遅いようです。
オフショアのジギングだとリールの耐久性はかなり重要です。
海の上でリールが壊れてしまうと、予備をとりに戻るわけにもいきません。
最悪の場合、「あがりの時間」まで何もせずに待っていなければならないこともあります。
壊れにくいリールを選ぶか、予備のリールを準備することでリスクを減らしましょう。
ツインパワーというリールを選ぶメリット
ではツインパワーは完全にステラの劣化版か。
と聞かれればそうでもなさそうなので、ツインパワーを選ぶことのメリットを解説します。
軽い
8000番のリールともなると重くて取り扱いが大変です。
1日しゃくり続けることを考えると数十グラムの差でもかなり楽に感じるでしょう。
正直、ジギングにおいてはこの数十グラムの恩恵は大きいです。
リールセット時の角度
ツインパワーをロッドにセットした時に、スプールが微妙にバッドガイドに向かって「八の字」になっているのをご存知ですか?
「八の字」にガイドに向いていることによって、ガイドとの干渉が少なくなる効果が期待できます。
この角度は、キャスト性能や力の伝達に効果的に働いていることが考えられます。
ちなみに、ステラの場合はリールをセットした時にスプールとロッドと水平になります。
ステラより安価
わざわざ書くまでもありませんが、ステラの6割くらいの値段で買えてしまいます。
ショップによっては、ツインパワーで先に2タックル揃えるのを勧めていることもありますね。
ステラというリールを選ぶメリット
修理が少なくて済む
ステラと言えど海で使うのであれば定期的なメンテナンスは必要です。
週1で釣りをするアングラーなら、最低でも半年に1度くらいはオーバーホールをするのがいいでしょう。
メンテナンスをしっかりすることが前提で、ツインパワーよりも修理が少なく済みます。
もう悩まなくて済む
ステラSWと言えば、言わずと知れたシマノの最上位機種です。
これで無理なら諦めもつきます。
ツインパワーを買ってしまうとありがちな
「やっぱりステラにしとけばよかったかなー?」
がなくなり、ムダに悩むことがなくなります。
「ソルティガにしとけばよかったなー!」はあるかもしれませんけど。
手放す場合も値段が落ちにくい
何年か型落ちになっても値段が劇的に下がらないのもありがたい点です。
大げさかもしれませんが、ステラを持っているだけで財産になります。
1期前くらいのモデルであれば、中古市場でもかなりの高額で取引されます。
状態や付属品なんかでも相場が違うので、手放す可能性があるならこまめにチェックしておくと良いでしょう。
参考までにリンク貼っておきます。ステラは新しいモデルが発売されているので注意してください。
まとめ
今回の記事では、ステラSWとツインパワーSWの2機種のリールについて実際に使い込んできた使用感なんかをまとめてきました。
確かにステラは高いリールですが、値段相応のメリットがあるので、予算が許すのであればステラがオススメです。
結局、
「修理出してて使えない期間」
「悩んでる期間」
とかの機会損失の方が大きいですからね。
迷うくらいなら買っちゃった方がいいです。
余談ですが、根掛かりを切る時など、大きな負荷がかかる場合はPEブレーカーなども必要に応じて使用することで寿命を伸ばす効果が期待できるのでこれもオススメです。
ヒラマサ釣りのタックルについてはこんな記事も書いているので、あわせて読んでもらえると嬉しいです。
【外房ヒラマサジギング】ジギングロッド1本で1年間釣りをした結果【本質】
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。