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【ジギング】今更聞けないギア比の選び方

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【ジギング】今更聞けないギア比の選び方

ジギングアングラー「ジギング用にリールが欲しいけど、パワーギアとハイギア、どっちにしようか悩むなぁ
キャスティングには絶対ハイギア?なんでなの?」

ジギング用にリールが欲しいけど、パワーギアとハイギア、どっちにしようか悩むなぁ
キャスティングには絶対ハイギア?なんでなの?

こんな悩みに答えます。

この記事では、リールのギア比に対する基本的な知識と、ジギングにおけるギア比の選び方を解説していきます。
ちょっとした裏ワザも紹介します。

目次

この記事を書いている僕は、
アッキー@釣りだけして生きていく
YouTubeツイッターinstagramもやっています。

【ジギング】今更聞けないギア比の選び方

【ジギング】今更聞けないギア比の選び方

リールを買う時、必ず悩むことになるのが「ギア比」問題。
ノーマルギア?ハイギア?パワーギア?

「なんかよく分からないけど、とりあえずノーマルギアってショボそうだからハイギアにしてみようかな。。。」

こんな選び方をしてしまっている人、結構多いんじゃないでしょうか?

ちょっと待ってください!

それって本当にあなたが必要なリールでしょうか?
せっかく高価なリールを買うのに、使いづらかったら悲しいですよね。
今回は、買った後に後悔しないよう、ギア比についての基本的な知識と、ジギングにおいてのギア比の選び方を解説していきます。

ギア比の話

現在の市場では

パワーギア/ローギア/PG
ノーマルギア
ハイギア/HG
エクストラハイギア/XG/XH

という表記でギア比を示している商品がほとんどだと思います。

このギア比の表記、実はかなり曖昧なんです。
ギア比が6.2でXGと表記されたものもありますし、同じエクストラハイギアという表記で7.0や8.0以上のギア比のものもあります。

ここでは、しっかり数字を見るようにするとネーミングに踊らされることがなくなりますよ。

例えば、ギア比が6.2という表記のリール。
こちらは、ハンドルを1回転させると、ベールが6.2回転するという意味ですね。
ギア比が5.6だったら、ハンドル1回転でベールが5.6回転です。

たかが0.6回転の差と侮らないでください。
我々は、このたかが0.6回転のために、10万円のリールを買い替えたりするわけです。

ギア比は、高くなればなるほど、ハンドルの巻きが重くなります。

自転車で例える人が多いですが、まさにアレですね。

重いギアの方が、ペダル1回転で進む距離は長くなります。これがハイギア。

逆に、軽い方のギアだと、漕いでも漕いでも前に進まないですよね。
あれがローギアです。

つまり、ハンドルの回転は重たいけど、より速く糸を巻き取れるものがハイギア。
ハンドルは軽く回せるけど、その分たくさんハンドルを回さないと糸を巻き取らないのがローギアですね。

最大巻上長の話

ギア比について理解できたら、次は最大巻上長の話です。
この数字は、ハンドルを1回転させた時に、実際に糸を巻き上げる長さですね。
これは、ギア比とスプールの径で決まります。

例えば、
8000HG ギア比:5.6 最大巻上長:107cm

というスペックのリールの場合、
ハンドル1回転でベールが5.6回転。
ラインを107cm巻き取りますよ。
ということになります。

でもちょっと待ってください。
注目して欲しいのが「最大」という文字。

これは、8000番スプールに満タンまでラインを巻いた状態で計算した長さです。
スプールが空の状態で巻いた場合、107cmも巻き取ることはできません。

もちろん、実際に釣りをする場合も同じです。
50mの水深があるポイントで、50mラインを出してから巻き出した場合、
ライン50m分だけスプールが細くなるので、巻き取り量は減ります。
ここで、巻上長が100cmちょうどくらいにになると、ジギングでは使い易いです。(ワンピッチワンジャークで1回転が1mとカウントできる為)

オフショアジギングにおけるギア比の話

では、オフショアジギングにおいて、どのギアを選べば良いのか。
(オフショアジギングと言っても、ターゲットが様々なんですが、ここでは近海で青物を狙う体で話を進めていきます。)

「何処何処で何何をしたい!」
「〇〇な状況でXXなふうに使いたい!」

という明確なイメージができていないなら、ギア比5.6~7くらいのものが万能です。

ちょうど、ど真ん中クラスのギア比なので、結構なんでもできちゃうのがこのクラスです。

特に初心者の方ほど、どっぷりオフショアのジギングにハマるとも限らないですよね。
半年くらいで飽きちゃったとしても、マグロキャスティング・ショアジギングなど、何をやっても難なくこなせるのが5.6程度のギア比です。
もちろん、ドテラ流しの青物ジギングなら、ラインだけ替えてキャスティングリールとしても使えます。
巻き取り量が足りなかったら、スプールを大きくすると、巻き取り量も増やせます。

もちろん
「深場のジギングで思いジグを使うから、少しでも巻きを軽くしたい!」
「マグロのナブラ打ち専用機にするから、少しでも早くルアーを回収したい!」
と、明確なイメージできてるのであれば、用途にあったギア比のものを選びましょう。

ギア比交換という選択肢

とはいえ、やっぱり買ってから「失敗したな〜!」なんていうのもよくある話。
諦めて、新しいリールを買おうかなぁ。。なんて人は、ちょっと待ってください!

リールのギア比は交換できるって知っていますか?

シマノ製か、ダイワ製かでも差があるようですが、僕は過去に、シマノのステラSW8000HGをPGへ交換したことがあります。(後にHGに戻しました。)

この方法だと、ギア代+工賃でギア比の交換が可能です。
2万円くらいだったと思います。

ここで気をつけて欲しいのが、ギア比交換は改造という扱いになるため、メーカーの保証が受けられなくなる場合があるということ。
修理もオーバーホールも、行きつけのショップでやってるから大丈夫!
という人ならOKですが、今後、メーカーオーバーホールなどを予定している方は、避けた方が良さそうです。

まとめ

【ジギング】今更聞けないギア比の選び方まとめ

今回は、ジギングリールのギア比について解説してきました。

ギア比選びは、そのリールに「何を求めるか」を明確にしてから選ぶようにすると失敗しません。
例えば、今使ってるリールより、軽く巻きたいのか。速く糸を巻き取りたいのか。

逆に、・最初の1台を買おうとしている方は、5.6~7前後のものを選びましょう。
ど真ん中なスペックなので、特化はしていませんが、基準の1台になります。

もっとXXなリールが欲しかったんだけどなぁ。。。
何処何処で使い易いリールが欲しかったんだけどなぁ。。。

と、買った後に後悔しないために、正しい「ギア比」の知識を身につけましょう。

今回の記事は以上です。

リールに関しては、こんな記事も書いています。
【コスパ】15ツインパワーSWオフショアジギングで使いまくった結果

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。