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【青物】釣果UP?アワビカラールアーの真実

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【青物】釣果UP?アワビカラールアーの真実

青物アングラー「アワビカラーのルアーってスレた魚によく効くらしいけど、本当?
アワビカラーってちょっと高いけど、釣れるの?」

こんな悩みに答えます。

目次

この記事を書いている僕は、
アッキー@釣りだけして生きていく
YouTubeツイッターinstagramもやっています。

【青物】釣果UP?アワビカラールアーの真実

【青物】釣果UP?アワビカラールアーの真実

アワビカラーのルアーは好きですか?
ジグにプラグに、割と定番カラーとしてラインナップされているアワビカラー。
産地別の本物のアワビを使ったものから、アワビ風のホログラムのもの、白蝶貝や夜光貝を使ったものまで、実に様々な種類があります。
そのどれもが本当に美しく、魚より先に釣られてしまう釣り人も多いのではないでしょうか。

そんなアワビカラーのルアー。
実際に釣果に違いがあるのか、気になるアングラーも多いはず。
今回は、アワビカラーが青物の釣果に影響するのかを、経験&ベテランアングラーの体験談を元に解説していきます。

値段の差は、素材・加工の手間?

結論を先にお伝えしておきます。
残念ながら、アワビカラーとて、魔法のカラーではなく、釣果が劇的に上がったりはしません。
これは、実際に自分でも使ってみて感じた結果です。

少なくとも、僕の周辺には「アワビカラーで悪魔的に釣る」などという話はありませんでした。

アワビカラーは、同ルアーの他のカラーよりも多少高額で売られていることが多いです。

その値段差は

・天然素材ゆえの希少価値
・加工の手間賃

と考えた方が良さそうです。

アワビ信者の存在

とはいえ、アワビカラーの根強いファンがいるのも確か。
アワビカラーを多用し、しっかり釣果を出す人も一定数存在します。
中には、アワビカラーしか買わない!なんていう強者も?

最終的に、「好きなカラーならなんでもいい!

と言ってしまったら、それまでなんですが、今回はもう少し掘り下げていきます。

漁具とアワビ

こんなことを聞いたことがあります。

「アワビは、天然の素材だから、輝きが魚に違和感を与えづらい。」

確かにアワビは自然のもの。
しかし、果たして貝の殻を被った魚は自然なのか…

そんな疑問はさておき、日本古来の「漁具」の類には、貝や皮など、天然由来のものを取り込んだものが多く見られます。
代表的なものでは

弓ツノ

サビキ

なんかがありますね。

上のふたつ、確かによく釣れるんです。

堤防で釣りをしている時に、
隣でサビキやってたおっちゃんだけ入れ食いだった。
なんていう経験もあるんじゃないでしょうか?

釣船に乗っていても、ルアー釣りではなかなか食わせられないナブラで、曳釣り(弓ツノ)の漁師はガンガン釣っている。
なんてことはよくありました。

動き方や、シルエットの大きさに由来するものなのか。
はたまた、貝や皮の効果なのか。
本当のところは、魚に聞いてみないと分かりませんが、魚がよく釣れるということは間違いなさそうです。

塗装が強い

そんなアワビカラーですが、明確な強みが1つあります。
それが塗装の強さです。

ルアービルダーからも話を聞いてみたところ、トップコートのエポキシとの絡みが良く、剥がれづらくなるそうです。
なるほど。

確かに、同じルアーを使い比べてみても、こんな差が出ました。
・通常のアルミ(?)のものはフックサークルがひどくなると、周辺もベリッと剥がれてしまう
・アワビ仕様は、フックが当たる部分だけが剥がれる

塗装が強い

写真のルアーは樹脂製なので、吸水によってバランスが崩れたりはしませんが、ウッドのルアーだとこのメリットは大きそうです。
これは、アワビシートの表面の凸凹が関係しているみたいなので、アワビ風のホロとかだとダメそうです。

まとめ

というわけで、アワビカラーについて書いてきました。

要点をまとめると

魔法のような釣果UPはない

信者もいる

古くからの漁具でも実績アリ

塗装が強い

ということです。
実用的な部分で他のカラーと明確な差があるとすれば、寿命の長さですね。
その他の点では、天然素材のアワビとて、「数あるカラーのうちのひとつ」という位置付けでいい感じがします。

確かにアワビは塗装が強い。
賛否両論。いろんな説があるけど、これだけは確実にアワビの強み

とはいえ、見た目の美しさは避けられない事実。
一枚物のアワビシートを使用した物
螺鈿細工のようにアワビを散りばめた模様の物
ビルダーの技術の高さを象徴するようなルアーも多いですよね。

値段は少し高くなりますが、ここぞという時の切り札に。酒の肴に。1本持っておくのもアリなんじゃないでしょうか。

今回の記事は以上です。
ルアーカラーに関してはピンクのメタルジグをおすすめする理由【ジグのカラー論】の記事でも解説しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。