【底取り】今更聞けないボトムの取り方【ジギング】
ジギングアングラー「底取りしろって言われても、正直底に着いたかよくわかんない。。。
ボトムに着いたのが分かる時と、分からない時がある。。これでいいのかな?
ボトムを取るのって苦手だなぁ。。皆どうやってるんだろ?」
こんな悩みに答えます。
目次
- 【底取り】今更聞けないボトムの取り方【ジギング】
- ジギングでボトムを取る
- ボトムが取れないと?
- フェザリングとサミング
- ジグの重さ選び
- ロングキャストは上級者向け
- ボトムに着いてまずはすること
- それでも、根掛かりはする
ジグのボトムの取り方についても、気づいたことが多かったので、記事にまとめていきます。
【底取り】今更聞けないボトムの取り方【ジギング】
ボトム(底)を取るのはジギングの基本。
誰に聞いても必ず、まずは底を取れと言われることでしょう。
とはいえ、ボトムを取るのも技術のひとつ。
理屈もわからないまま、いきなり「ボトムを取れ」と言われても、できないのが当たり前。
今回は、そんなボトムの取り方について詳しく解説していきます。
ジギングでボトムを取る
ジグを沈めて、着底する。
・ジグが沈むスピードでライン(糸)が出ていき
・着底するとラインが止まる。
と思われがちです。
でもこれって、半分は正解ですが、大きな見落としがあります。
何を見落としているかというと、
「着底してもラインが出ていく」
という点です。
では、なぜ着底してもラインが出続けるのか。
ここで考えなければいけないのが、潮の流れです。
海っていうと、川と違って流れてる感じがしないですが、実は流れがあります。
実際に船に乗っているとなかなか実感しづらいですが、エンジンを止めていても、船は流されて移動しています。
船が移動しているということは、もちろん同じ速さでラインが出ています。
ジグが沈んでいくとラインが出て、着底してもラインが出る。
え、じゃあボトムを取るとか無理ゲーじゃん!
って思うかもですけど、ちょっと待ってください。
ジグが着底した時には、ラインが出るか止まるか以外にも必ず変化があるものです。
具体的には
ジグがボトムに着いた時のゴツっという衝撃
一瞬ラインがフケる(たるむ)
ラインが出ていく速度・重みが変わる
上の変化を見逃さず巻き始める。
これが、ジギングにおけるボトムを取るということです。
ボトムが取れないと?
では、この変化を見逃す(底取り出来ない)とどうなるか。
知っての通り、根掛かりが連発します。
ついでに釣果も落ちます。
知っている人も多いかもですが、魚って落下しているジグをボトム付近まで追いかけること、結構多いです。
そして、1しゃくり目で動き出したジグにバイト。
ベタ底でのヒットの何割かが、このパターンだと思います。
この時に、着底したジグがいつまで経っても動き出さないと、魚は興味を失って去ってしまいます。
これってかなり勿体ないですよね。
そうならないために、ボトムをしっかり取り、いち早くルアーをアクションさせるための方法を以下で解説していきます。
フェザリングとサミング
ボトムを取るための鉄則は、テンションを抜かないこと。
どんなに上手な釣り人でも、たるんでいるラインから着底の変化を見極めるのは困難です。
常にラインにテンションをかけ、一定の「張り」を保ちましょう。
この一定の張りを保つためのブレーキが、フェザリングとサミングですね。
リールのスプールエッジ部に軽く親指の腹を当てがって、出ていくラインにブレーキをかけ続けましょう。
フリーフォールという言葉もありますが、本当にフリーだと糸フケが出過ぎて大変です。
ルアーが沈む力を邪魔しない程度のブレーキはかけましょう。
ジグの重さ選び
ジグの重さ選びは、ジギングのキモです。
「この重さでは底が取れない!」
と思ったら遠慮なくジグを重くしましょう。
ジグは重ければ重いほど、底取りがしやすいです。
餌釣りの場合は、皆オモリの重さを合わせたりしますが、ジギングでは周りと合わせる必要はありません。
タックルや、個人の技量によっても使うべきジグの重さって違います。
やりづらかったら、やり易い方に変える。
↑これの早さが、上手な人と上達しない人の差な気がします。
ジグの重さ意外に、「ラインの太さ」もボトムの取りやすさに関係していますが、船上でラインの巻き替えは、現実的じゃないので、今回は割愛します。
ラインの選び方は 【外房】ヒラマサ釣りで失敗しないPEラインの選び方 の記事でも解説しているので、良かったらご覧ください。
ロングキャストは上級者向け
例えば外房などの、浅いポイントでジギングをしていると、ジグをロングキャストしている人を見かけると思います。
ショアジギングの感覚ですね。
もちろんロングキャストもアリですが、、
・ジグが離れるほどボトム取りづらい
・斜めすぎると根掛かりし易い
という原則を理解しておきましょう。
と言っても、飛距離だけが釣果を決めるという釣りではないです。
シャカリキに遠くに飛ばすことよりも
・自分がボトムを取れる距離
・根掛かりしない角度
これを守って釣りを続けることが、チャンスを逃さず、結果として釣果につながり易い気がします。
ボトムに着いてまずはすること
ジグの着底をしっかり感じ取れても、最初の動かし方によっては、やっぱり根掛かりしてしまいます。
では、根掛かりをしないためにはどうしたらいいか。
2ジグの重さを感じたら、ジグを上に跳ねさせるイメージで1回しゃくる
3ジャークを始める
それでも、根掛かりはする
どんなに上手な釣り人でも、底を取っている以上は、根掛かりします。
根掛かりをした時の対処は、必ず学んでおきましょう。
根掛かりした時の対処は 【ジギング】根掛かりの対処と回避する方法まとめ の記事でも解説しているので、良かったら読んでみてください。
根掛かりが怖くてボトムが取れないと、釣果も伸びません。
正しい対処法を身につけて、毎回しっかり底取りするようにしましょう。
まとめ
ジギングでボトムを取る方法を解説してきました。
要点をまとめると
2 ボトムを取り易い重さのジグに変える
3 キャストするなら、自分がボトムを取れる距離
4 ボトムに着いたら糸ふけを取る
5 最初に1回ジグを上に跳ねさせる
ボトムを取るのはジギングの基本です。
確実にボトムが取れることで
・釣果アップ
・根掛かり回避
につながります。
最初から上手にはなかなかできませんが、今回解説してきた理屈さえわかっていれば、そこまで苦労せずに身に付くハズです。
今回の記事を頭の片隅に置き、毎回確実にボトムを取るようにしてみましょう。
というわけで、今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。