外房ヒラマサ完全攻略【保存版】
ヒラマサアングラー「ところで、ヒラマサって誰?
ヒラマサ釣ってみたいなぁ…
外房でヒラマサ釣りをしてみたいけど、情報が少ないなぁ…」
こんな悩みに答えます。
この記事を読むと、外房のヒラマサについて理解が深まり、
ヒラマサ釣りをスムーズにはじめられます。
ヒラマサの美味しい食べ方がわかります。
もっとヒラマサが好きになります。
※長文記事です。 目次 からお好きな所へジャンプできます。
目次
- 外房ヒラマサ完全攻略【保存版】
- 外房ヒラマサの魅力
- 外房オフショアでヒラマサを狙う
- ヒラマサ釣りと船宿選び
- ヒラマサ釣りとオフショアネット
- 外房ヒラマサジギング&キャスティング
- 外房オフショアでヒラマサ釣りをするための服装
- 外房オフショアヒラマサ釣り 便利グッズ
- 食材としてのヒラマサ
- まとめ
ヒラマサとは
ヒラマサの分布と外房
外房というポイント
ドテラ流しと釣るためのコツ
外房ヒラマサ ジギング キャスティング
タックルの選び方
春/夏/秋/冬の外房
ヒラマサを食べるなら断然「熟成刺身」な件
「活〆」の手順
外房ヒラマサ完全攻略【保存版】
ヒラマサとは
ヒラマサという魚を知っていますか?
ヒラマサは、ブリ・カンパチと並んで「青物御三家」と呼ばれるアジ科の回遊魚です。
アジ科最大の大型魚で、大きいものだと250cm96kgという記録が残っています。
大きさだけでなく、力が強いことでも有名で、世界中の釣り人が憧れる魚でもあります。
詳しくは【徹底解説】ヒラマサとは【3つの視点から解説】で解説しています。
ヒラマサの分布と外房
ヒラマサは世界中の亜熱帯~温帯の海に広く生息し、日本においては北海道北部・沖縄を除いた各地に生息しています。
中でも
・外房(千葉県東沿岸部)
↑は釣り人の間では有名で、日本におけるヒラマサのメッカと称されることがあります。
なぜこの地域が有名かというと、
・漁や釣りが発達し、多くのヒラマサが捕獲されている
これらが主な理由になっていると予想されます。
今回は「外房のヒラマサ」にスポットをあてて、
・外房の船宿
・ヒラマサの釣り方
・ヒラマサ釣りのための釣具の選び方
・ヒラマサ釣りの装備・役立ちアイテム
・ヒラマサの美味しい食べ方
上記の項目で完全網羅的なまとめ記事を書いていきます。
外房ヒラマサの魅力
外房でヒラマサ釣りをしたことがありますか?
オフショアで釣りをするほとんどの人が、名前くらいは認知しているのではないでしょうか。
ヒラマサは、ルアーフィッシングにおける人気のゲームフィッシュです。
ブラックバスと並び、IGFA公認の世界記録が日本で出ていることでも有名です。
詳しくは【世界記録】外房ヒラマサ49.5kgで紹介しています。
また、力の強さでは数々の逸話があり、
「○号の糸を切られた」
「竿を折られた」
といったものから、
「海に引きずり込まれた」
なんて話まで出てくるので驚きです。
そんな力の強さで人気のヒラマサですが、トップウォーターのルアーにアタックする時の派手さも人気の理由です。
大型のヒラマサが水面でバイトする時の派手さはまさに圧巻です。
中には中毒症状のように、トップウォーターばかりしている人さえいます。
こんな興奮が都心から約1時間半の場所で味わえます。
日本最大級のゲームフィッシングが楽しめるフィールドが外房にあるんです。
・難しそう
などと言われることが多い外房のヒラマサ釣りですが、最初はみんな初心者です。
誰にでもチャンスがあります。
このチャンス、あなたはどうしますか?
外房オフショアでヒラマサを狙う
外房でヒラマサを狙っている釣り人には、大きく3つのスタイルがあります
・オフショア(船)のルアー釣り
・オフショア(船)の餌釣り
詳しくはヒラマサの釣り方【3つのスタイルを紹介】でも紹介しています。
今回の記事では、オフショア(船)のルアー釣りについて掘り下げて記事を書いていきます。
外房というポイント
外房の沖でヒラマサが釣れる理由は、その地形にあります。
外房の沖の海底は、「器械根」と呼ばれる浅い岩礁帯が広がっていて、変化に富んでいます。
岩礁帯は
・魚の隠れ家になる
・巻網などの漁がやりにくい
などと、魚にとって居心地がいいので、自ずとヒラマサも集まってきます。
ヒラマサは回遊性が高い魚ですが、この外房の根周りを縄張りとしている居着きの個体もいるように感じられます。
ドテラ流しと釣るためのコツ
変化が激しい外房の海を攻略するために、現在は「ドテラ流し」という流し方で狙うのが一般的です。
ドテラ流しとは、船の側面から風を受け、狙いのポイントまで流されながら釣りをするというスタイルです。
浅い場所ではエンジンを止めるなどして、出来るだけ魚に気付かれないようにアプローチしていきます。
ドテラ流しの場合、次々に新しいポイントへとルアーを投入していけるので、魚に与えるプレッシャーが少ないのも特徴です。
このドテラ流しの釣りで釣果をあげるコツは、
「一番最初に魚にルアーを見せる」
ということです。
魚がルアーにバイトする際に、わざわざ2番目のルアーを選びません。
僕が魚だったら「最初に見たルアー」に即バイトします。
最初にみたルアーにバイトしない魚は、2番目も3番目にもバイトしない確率が高いように感じます。
外房でヒラマサを釣りたければ「ドテラ流し」で魚を釣るための技術を身につけましょう。
まずは、
・自分の釣り座はどの位置かを知る
ことが重要になります。
例えば
同じ列の誰よりも飛距離を出すことで、一番最初に魚にルアーを見せられます。
少しでも前方・後方に偏って流れているなら、
・自分より有利な釣り座の人と投入のタイミングをずらす
・自分より有利な釣り座の人とリーリングの速度を変える
などの工夫もしてみましょう。
もちろんこれが全てではないです。
答えは魚しかわかりません。
上記は、僕の経験上結果が出た手法なので、気になる方は試してみてください。
ヒラマサ釣りとオフショアネット
外房のオフショアでヒラマサを狙う場合、ほとんどの人が「乗り合い船」を利用することになります。
乗り合い船とは、個人やグループの釣り人が1艘の船に乗り合って釣りをするスタイルの釣り船です。
いわば釣船の相席状態って感じですね。
さて、釣りに行くことが決まったらまずは船宿を選ぶかと思います。
そこで避けて通れないのが「オフショアネット」の存在です。
・大原港 山正丸
・大原港 若栄丸
・大原港 松鶴丸
・川津港 新勝丸
・川津港 宏昌丸の5つの船宿からなる組織です。
外房で年間を通してヒラマサ釣りを楽しめる船宿でもあります。
オフショアネットでは、「ヒラマサカップ」という大会を開催したり、フィッシングショーなどへの出展もしています。
オフショアネットについて詳しいことはこちらの記事にも書いてますので、気になる方はこちらも読んでもらえると嬉しいです。
外房では、オフショアネット以外の船宿でもヒラマサを狙える場合があります。
例えばマダイやヒラメをメインでやっている船宿で、
「予約が入ればルアーでヒラマサも狙います。」
というスタンスで営業していることもあるので、行きつけの船宿がある場合は問い合わせてみるといいでしょう。
上記の場合、1グループで貸し切りみたいな状態で釣りができるケースもあります。
外房ヒラマサジギング&キャスティング
主な釣り方、ジギングとキャスティングについて解説します。
外房ヒラマサ ジギング
ジギングとは、普段は海底付近にいることが多いヒラマサに対して、鉛製の「メタルジグ」を沈めてアプローチする釣法です。
鉛の塊を小魚に似せるわけですので、技術や経験が求められるシーンも多く、数あるルアー釣りの中でも奥が深いジャンルといえます。
外房においては、「ジグキャスティング」と呼ばれる、軽めのジグを遠投して斜めに引いてくるという釣法も多用されます。
これも上で紹介した「ドテラ流し」というスタイルから生まれた独特な釣法です。
ジギングで一般的な「バーチカル」とは区別して覚えておくといいでしょう。
これからジギングを始めてみたい方は失敗しないための青物ジギングの始め方【4つの手順で解説】の記事へどうぞ。
外房ではこのジギングをする機会が多いので、まずはジギングを主体に釣りを組み立てていくのがいいでしょう。
外房ヒラマサ キャスティング
ヒラマサは時として、小魚を水面に追い詰めて捕食することがあります。
水面を意識している魚を狙うのには、キャスティングという釣り方が効果的です。
・トップウォータープラグ
・シンキングペンシル
・ミノー
などと呼ばれる主に木製や樹脂製のルアーを使い、水面や水面直下を狙う釣りです。
ドテラ流しにおいては、「追い風の側」が主にキャスティングを楽しめる流しになります。
季節によってはキャスティングが圧倒的に有利になるタイミングもあるので、ジギングとあわせて楽しみたいですね。
大型のヒラマサが釣れやすいのもこのキャスティングの特徴で、キャスティングばかりを好む釣り人もいます。
キャスティングについてはこんな記事も書いているので、あわせて読んでもらえると嬉しいです。
ジギングタックルの選び方
では上で紹介したジギングについてもう少し掘り下げて、タックルの選び方について書いていきます。
ジギングは、感覚や想像力に頼ることが多い釣りです。
海底まで沈めたルアーを動かす時、もちろん目視で確認することはできません。
糸から伝わる重みや微妙な違和感を、竿(ロッド)を通して感じとる必要があります。
なので、タックルは自分の腕の延長として使えるほど使い込むのがいいでしょう。
ここでやわなタックルを選んでしまうと、破損したり、愛着がなくなったりします。
最初のタックル選びは、変に出し惜しみせずに、本当に気に入った「相棒」を選ぶようにしましょう。
ジギングのタックル選びについてはこちらの記事で詳しく解説してるので、あわせて読んでもらえると嬉しいです。
愛着あるタックルであれば、使い手の工夫次第でどんな状況にも対応できます。
ムダな出費は避け、出来れば釣りに行くことにお金を掛けましょう。
キャスティングタックルの選び方
キャスティングに関しては最近各メーカーが力を入れていて、タックル選びの選択肢が増えてきました。
ここで注意して欲しいのは、外房では「アンダーハンドキャスト」が前提ということです。
https://twitter.com/Aki73711455/status/1266960920867037186
こんな投げ方です。
ほとんどのロッドは、「オーバーハンドキャスト」を前提としたスペックを表記しています。
具体的にどういうことかというと、
例えばカタログで「ルアーウエイト:MAX100g」と表記してあるロッドでも、
外房では 「100gのルアー」を扱えません。
これは「アンダーハンドキャスト」という独特なキャスト方によるもので、
外房で使うタックルを選ぶ場合はそのことも考えて選ぶ必要があります。
キャスティングタックルについてはこちらの記事に詳しく書いてますので、あわせて読んでもらえると嬉しいです。
キャスティングでの釣りは「視覚的」にも「経験的」にもかなりエキサイティングです。
「初めて釣ったヒラマサが20kgオーバーでした!」
なんていうのもほとんどがキャスティングでの釣果だったりします。
外房でヒラマサ釣りをするなら、ぜひキャスティングも取り入れジギングと二刀流で楽しみましょう。
外房オフショアでヒラマサ釣りをするための服装
ここまでは、外房でのヒラマサ釣りについてのあれこれを書いてきました。
この項では、ヒラマサ釣りに出かける時の服装について季節ごとに分けて書いていきます。
春の外房
春の外房は荒れる日が多いです。
陸上ではかなり暖かくなってきていても、沖に出たら極寒なんてことが多いです。
特に北風の日には注意が必要です。
「今日は暖かいから防寒は要らないかなー」
なんて上着を置いてくるとひどい目に遭います。
合羽上下と長靴を着用して臨みましょう。
夏の外房
夏になってくると、凪の日が多くなります。
合羽では暑い場合は、濡れる前提で海パンなどでもいいでしょう。
ただし、気をつけなければいけないのは、夏の雨はゲリラ豪雨のように一気に強く降ることが多い点です。
気温が低い日は、着替えや薄手の上着なんかを持ち込むと重宝する場合があります。
履き物に関しては、クロックスなどの踵や爪先が守れるものの方が安全です。
秋の外房
秋は、着るものが難しい季節でもあります。
まだ暑さが残るような日も多いですが、羽織れるものを持ち込んだ方がいいです。
秋は天気が変わりやすく、出港する時は快晴でも、ポイントについたら土砂降りなんてこともあります。
すぐに着脱できるような上着を持ち込むと便利です。
冬の外房
冬の外房は極寒です。
最強装備で臨みましょう。
特に風が強い日のポイント移動なんかは、ゴアテックスでも浸水してきます。
できれば、サロペットタイプの漁師合羽なんかが理想です。
パンツタイプの合羽はカッコいいですが、腰から浸水してくることがあるので、サロペットタイプが断然おすすめです。
水に濡れて寒さに耐えながらだと、釣りに集中できなくなります。
装備は「やりすぎ」くらいがちょうどいいです。
船上の服装の基本
外房のオフショアで釣りをするための服装について、注意点を季節ごとにまとめました。
1年通して言えることですが、船上での服装は、濡れる前提で選びましょう。
上下合羽か、濡れてもいい海パンスタイルが絶対におすすめです。
まれに、ジーバン&スニーカーなどで乗船している人を見かけますが、正直辛いです。。。
最近では、ワークマンやネット通販などでも安くて品質の良い作業用合羽が発売されています。
「天気良いからそんなに濡れないだろう・・・」
なんて気持ちもわかりますが、体を壊したらせっかくの楽しい休日も台無しです。
釣りを楽しくするための投資と思って、ぜひ過剰くらいの装備で釣りに行きましょう。
季節ごとの釣り方は【外房】シーズン別ヒラマサ攻略法で紹介しています。
外房オフショアヒラマサ釣り 便利グッズ
釣りに出かけるのに、意外と情報が少ないのは小物類。
今回の記事は完全網羅ということで、あると便利な小物類やルアーとの接続金具などについても紹介していきます。
アシストフック
ジギングをするためのフックです。
便利グッズというよりは、もはや必需品です。
シングルやツイン、サイズも様々なものがありますが、初心者はシングルアシストを選びましょう。
シングルアシストの方がトラブルが圧倒的に少ないので、釣りに集中できます。
上級者の中には自作する人も多いですが、既製品でも問題ないです。
サイズはメーカーや銘柄によっても違いますが、
3/0 ~7/0くらいのサイズから選びましょう。
もちろん大きい魚を狙うなら、大きいフックを選びます。
接続金具類
釣り糸(ライン)をルアーに接続するために
・スプリットリング
・(スイベル)
を用意しましょう。
スイベルはあってもなくても大丈夫です。
溶接リング・スプリットリングは
5.5mm~7mm
くらいのものを各種そろえておくと便利です。
参考までに、僕が普段使っている商品のリンクを貼っておきます。
プライヤー
スプリットリングを開いたり、釣った魚から針を外すためのプライヤーです。
ブラックバスやトラウトなどで使うものより大きなスプリットリングに対応したものを選んでください。
先端の鉤が小さすぎると、スプリットリングが開ないので使い物になりません。
少し値段が高くなりますが、しっかり使えるものを選びましょう。
PEブレーカー
ジギングをしていると、根掛かりはつきものです。
根掛かりを切ろうと引っ張った時に、リールやロッドが破損することがあります。
ルアーくらいなら諦めも付きますが、ロッドやリールが破損したらショックですよね。
根掛かりを切る時には横着しないで、専用のツールを使いましょう。
根掛かりを切る以外にも、FGノットの締め込みなんかにも使えるので、1本持っておくとかなり便利です。
参考までに、僕が普段使っている商品のリンクを貼っておきます。
ターボライター
タバコを吸う人はもちろんですが、タバコを吸わない人もターボライターが1つあると便利です。
FGノットで焼きコブを作らない派の人なら必要ないかもですが、焼きコブを作る際には必須レベルで必要になります。
通常のライターだと、少し風がふくとなかなか火がつかなかったり、変なとこまで焼いてしまうミスが多いです。
船上でイライラする不毛な時間を過ごさないためにも、ターボライターがおすすめです。
焼きコブを作る専用のライターなんかもあるので、実際に使っていた商品のリンクを貼っておきます。
興味がある方はチェックしてみてください。
フィッシュグリップ
外房で釣りをしていると歯が鋭い魚が釣れることがあります。
サワラ・ヒラメ・ハガツオ・マハタこんな魚が釣れた時は、フィッシュグリップがあると便利です。
時にサワラなんかは歯が鋭く、下手をすると病院で縫うほどの大怪我をする恐れがあります。
毎回釣れるわけではないですけど、いざという時のためにフィッシュグリップを持っていると安心です。
酔い止め薬
外房で釣りをしていると、多分ほとんどの人が船酔いを経験すると思います。
船酔いは地獄です。
これだけは絶対避けないといけないレベルで苦しいです。
船酔いしない方法は【元船乗りが教える】船酔いしない方法【5つ紹介】で紹介しています。
船酔いは、前日にしっかり睡眠をとって予防するのが理想ですが、なかなかそうもいかないですよね。
そんな時に役立つのが酔い止めの薬です。
詳しくはこちらの記事も読んでもらえると参考になると思います。
食材としてのヒラマサ
ここまで、外房でヒラマサを釣ることについて解説してきました。
ですが、釣り人には「釣った魚を食べる」という楽しみもありますよね。
この項では、ヒラマサを食べるという観点で解説していきます。
ヒラマサは夏が旬と言われている高級魚です。
ブリが冬に美味しくなるのに対して、夏が旬なので、プロからは喜ばれるらしいです。
実際に食べても美味しい魚なので、具体的なヒラマサの食べ方や締め方を紹介していきます。
ヒラマサを食べるなら断然「熟成刺身」な件
ではヒラマサを食べる上でどのように料理して食べるのがベストかと聞かれたら、
断然「熟成刺身」をおすすめします。
なぜ「刺身」ではなく「熟成刺身」かというと、ヒラマサは釣りたてと熟成後で味が変わるからです。
釣りたてのヒラマサはかなり肉質が硬く、甘味もほとんどありません。
「釣りたてのプリプリ感が好き」
という人もいると思いますが、
3〜5日ほど熟成させたヒラマサはまた格別なので是非試して欲しい逸品です。
刺身x熟成x活〆xヒラマサ
この刺身を熟成させるために、必須になる作業があります。
それが「活〆」です。
「神経〆」や「血抜き」という言葉なら聞いたことがあるかと思います。
この「神経〆」や「血抜き」の処理をして、腐敗しやすい部分と身の部分をしっかり分けることによって、3〜5日寝かせた刺身に臭みが出なくなります。
・身がねっとり柔らかくなる
・甘味が増す
・水分量が減って味が濃くなる
高級料亭を思わせる極上の味わいになります。
具体的な「活〆」の手順
僕が実際に中乗りとして、お客さんの魚をあれこれ試行錯誤した結果
②心臓を傷つけないようにエラ〜背骨にナイフを入れ、腎臓に傷を入れて血抜きをする
③脳〆した穴から専用ワイヤーを入れて神経〆をする
④海水氷につけて一気に冷やす
上の手順で処理をするとその後の魚の品質が良くなりました。
〆具のリンクも貼っておくので、興味があったらチェックしてみてください。
まとめ
今回の記事は、外房のヒラマサについて全てを知ってもらうつもりでまとめてきました。
ヒラマサは、水産資源としての価値や需要も低いので、ブリやマグロなどに比べるとまだまだ認知度が低い魚です。
生態も謎な部分が多く、毎日海に出ている漁師でさえも、
「あれは捕食場所だ!」
などと言っていることが違ったりします。
裏を返せば、それだけの可能性がまだ残されている魚です。
アジ科最大種と言われていても、釣り上げられた最大は49.5kgと、記録に残っている最大のヒラマサの半分ほどの大きさです。
実際に、漁師やベテランアングラーの間では、50kg・60kgオーバーの目撃情報や都市伝説的なものまで囁かれています。
こんな「夢のある魚」ってなかなかいないですよね。
それが都心から車で1時間半の場所で狙えるって本当に凄いことだと思います。
この記事を最後まで読んでくれたあなたは、もうヒラマサの虜になっているはずです。
悩んでいる間にも記録が更新されるかもしれません。
今すぐ支度をして、外房ヒラマサ釣りに出かけましょう。
今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。