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【外房】ヒラマサ釣りで失敗しないPEラインの選び方

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【外房】ヒラマサ釣りで失敗しないPEラインの選び方

ヒラマサアングラー「PEラインって値段がピンキリだけど、高価なものは何が違うの?
4本よりと8本よりって何が違うの?
結局どのPEを買えばいいの?」

こんな悩みに答えます。

この記事を読むことでPEラインへの理解が深まり、購入する際の参考になります。

もくじ
【外房】ヒラマサ釣りで失敗しないPEラインの選び方
外房ヒラマサジギングにおけるPEの選び方
外房ヒラマサキャスティングにおけるPEラインの選び方
まとめ
この記事を書いている僕は、
アッキー@釣りだけして生きていく
YouTubeツイッターinstagramもやっています。

【外房】ヒラマサ釣りで失敗しないPEラインの選び方

【外房】ヒラマサ釣りで失敗しないPEラインの選び方

PEラインのことを理解していますか?
PEラインってピンからキリまであるけど、結局安いやつばっか使っちゃってる。
銘柄にこだわりがないから、量販店で安売りしてたやつをとりあえず使ってる。
こんな人いませんか?
「釣具は、魚に近いほど気をつかえ」
世界中の釣り上手なアングラーが口をそろえてこう言います。
この理屈で言うなれば、ロッドやリールより先に気をつかうべきは糸(ライン)や針(フック)ということになります。
今回はそんなPEラインについて、どんな視点で選べばいいか、実際に使ってみた感想なんかもおりまぜながら出来るだけ具体的に解説していきます。

外房ヒラマサジギングにおけるPEラインの選び方

ジギングで使うPEラインを選ぶときのポイント

10mごとに色が変わっているもの

信頼できるブランドのもの

4本よりでも8本よりりでも可(8本よりの方が扱いやすい)

上記のことを気をつけてもらえば大丈夫です。
順に説明していきます。

10mごとに色が変わっているもの

これは5mごととかでも大丈夫です。とにかく色やマーカーなどで、糸が何mでているか1m単位でわかるものを選びましょう。
メーカーによって配色のパターンやマーカーの位置に違いがあります。
ジギングでは、PEラインの色をみて水深の目安にすることも多いので、毎回同じ糸を使って配色のパターンを覚えてしまうと、釣りが楽になりますよ。
商品によっては、色落ちが早かったりする場合があるので、その点も注意して見ておくといいでしょう。
僕はYGK製のG-Soul X8が好みです。

※パッケージが新しくなっているようです。↓こちらが新パッケージです。

信頼できるブランドのものを

PEラインは各メーカーから様々な商品が発売されています。
値段もピンキリで、正直どれがいいのかわからないと思いますが、少々高価でも国産の有名メーカーのものを使うのがいいでしょう。
具体的には、

・YGK
・VARIVAS
・DUEL

あたりから300m3.000~5.000円程度で売られているものなら問題ないでしょう。
他にもいいブランド、いい製品はありますが、僕が実際使ってみて使いやすかったものだけを挙げています。

4本よりでも8本よりでも可

基本的には4本よりのPEの方が8本よりと比べて安価で売られています。
PEラインは原糸を数本より合わせて作られているラインなんですが、その「より数」4本なのか8本なのかで違いがあります。
「8ブレイド」「X4」などと表記されていることもあります。

では、値段が高い8本よりにどんなメリットがあるかというと
・しなやかなので扱いやすい(ライントラブルが少ない)
・糸なりが少ない

デメリットは
・ 高い
・ 4本よりより擦れに弱い

こんな感じです。
4本よりのメリット・デメリットは単純に8本よりの裏返しと思ってもらって大丈夫です。
どちらもメリット・デメリットありますが、ライントラブルが少ないのはかなり大きいメリットなので予算が許すのであれば8本よりが無難でしょう。

以上がジギングでPEを選ぶためのポイントです。

外房ヒラマサキャスティングにおけるPEラインの選び方

キャスティングのPEを選ぶときは、とにかくキャスティング専用がおすすめです。
また、予算が許すのであれば、信頼できるメーカーのハイエンドラインを選びましょう。

キャスティング専用PEは何が違うのか

・グレーや白など目視しやすい色が採用されている
・適度にコシ(張り)があり、キャスト時のガイド絡みが少ない
・表面にコーティングがされていて滑りがいい

多くのメーカーで上の点で、ジギング用のPEとは差別化されています。

では順に解説していきます。

目視しやすい色が採用されている

波や霧が出た場合や、ルアーが小さい場合などは見やすいラインは有利です。
いちどルアーを見失ってしまっても、PEラインを辿っていけば、またすぐにルアーを発見できます。
また、PEラインが見えやすいことによって、同船した他のアングラーにルアーを被せられるのを防ぐことにもつながります。
となりの釣り人も、わざとルアーを被せるわけじゃないので、見えやすいPEラインを使うことで、トラブルを予防しましょう。

適度にコシ(張り)があり、キャスト時のガイド絡みが少ない

キャスティング専用のPEラインを選ぶ最大の理由ともいえるでしょう。
外房のヒラマサ釣りにおいては、アンダーハンドキャストと呼ばれる、いわゆる下投げをするシーンが多いです。

アンダーハンドキャストは、船上の物や後ろの人にルアーを当てないよう安全を考慮したキャスト法です。
ですが、PEラインがガイドに絡んだりした場合、ルアーがブーメラン式に跳ね返ってくるという危険もあわせ持つキャスト法です。

実際に、跳ね返ってきたルアーのフックが刺さるという事故も何件か見てきました。

さいあく自分ならまだいいですけど、となりの釣り人にケガでもさせたら、釣りどころじゃないですよね。
事故のリスクを減らすためにも、専用の道具と正しいフォームでキャスティングするのが理想です。

表面にコーティングがされていて滑りがいい

キャスティングゲームにおいては、飛距離がでると有利になります。
飛距離だけでヒラマサが釣れるというわけではないですが、飛距離はないよりはあった方がもちろんいいです。
キャスティング専用のPEラインのほとんどは、表面をコーティングし、滑りをよくすることによって飛距離が伸びる設計になっています。
コーティングの恩恵はエアーノット(気づいたら出来てる結び目)の防止や、エアーノットができてしまったときの対処にも役立っています。
このことはキャスティングゲームにはかなりメリットが大きいです。

ここまでキャスティング専用PEラインの特性を説明してきました。
最近ではPEラインの性能はどんどん良くなっており、安価で質が高いものも増えてきたのは事実です。
しかし、ひとついえることは、高価なPEラインには値段相応の付加価値があるということです。
具体的には、

・VARIVAS SMP
・YGK フルドラグ

なんかが使いやすくトラブルも少ないです。
また、ベテラン層からの支持も厚い信頼できる商品です。

アバニSMPについてはVARIVAS アバニ キャスティング PE SMP一択でOKな件【レビュー】でも詳しく解説しています。

まとめ

今回の記事ではジギングとキャスティングの2パートにわけて外房のヒラマサ釣りにおけるPEラインの選び方を紹介してきました。
号数や長さなど詳しいことはこちらの記事でも紹介しているので参考にしてもらえると嬉しいです。

【外房】ヒラマサタックル解説 キャスティング編

【外房】ヒラマサジギングタックル徹底解説

結び方についてはこちら
【ジギング】失敗しないための結び方講座

最近ではPEラインの低価格化が進み、単純に強度だけではなくプラスαの付加価値で選べるようになってきました。
1万円以上もする高価なPEラインを買うことに初めは抵抗があるかもしれません。
今までは銘柄を気にせずに買っていたかもしれません。

でも考えてみて下さい。

せっかくの休日に釣りに出向き、高い乗船料を支払って、やっと巡ってきたチャンス。

ライントラブルのせいで台無しにしてしまってはあまりにもったいなくないですか?

もちろん、いい道具を揃えただけでは釣りは上達しません。
しかし、道具の選び方ひとつでものにできるチャンスもあります。

事実、ヒラマサ含めマグロやカンパチなど、オフショアの大物釣り界隈では、
「PEラインの進化によって、昔は釣れなかった魚にもが届くようになった。」
と言われています。

1万円の投資を高いとみるか、安いとみるかはあなた次第です。
チャンスを逃してからではもう遅いです。
モノにしたいなら、今すぐPEラインを見直しましょう。

今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。