【結び方】コレだけ覚えればOK!青物ジギングで必須の結び方【リーダー&ルアー結束】
釣り人「ジギングで使う太いリーダーってどうやって結べばいいの?
FGノットとPRノットってどっちがいいの?
結束強度?いつもの結び方じゃダメなの?
」
こんな悩みに答えます。
この記事を読むと、オフショアのジギングやキャスティングなど太糸を使った釣りで適切な結び方がわかります。
目次
過去に仕事として、お客さんのラインを結んだり、結び方を教えたりするうちに、結び方のノウハウが溜まってきました。
過去の自分に向けて記事をまとめます。
【結び方】コレだけ覚えればOK!青物ジギングで必須の結び方【リーダー&ルアー結束】
ジギングを始めたはいいけど、糸の太さに戸惑ったなんて経験ありませんか?
普段バスやトラウトの釣りをしていると、余計に糸の太さを感じると思います。
結論を先に書いておくと、太糸には太糸向けの結び方があります。
今回の記事では、オフショアジギングで太糸(PE3号40lb以上)を使うことを想定して、
PEとリーダーの結び方
リーダーとルアーの結び方
接続に便利な小物類
のパートに分けて解説していきます。
【ジギング】PEとリーダーの結び方
PEラインとリーダーの結束は、FGノットがオススメです!
結び方動画はコチラ↓
では、なぜFGノットで結ぶのがいいのか
FGノットで結ぶことのメリットは以下
結び目が短い
速く結べる
強度も充分
結ぶ為の道具が少ない
順に解説します。
結び目が短い
FGノットの最大のメリットは結び目の短さです。
結び目の長さ=トラブルの多さです。
特にキャストを要するような釣りでは、”結び目の長さ”の違いが顕著に現れます。
具体的に例を挙げると、
ドテラ流しで浅場を釣る場合に、PRノットでジグをキャストしているとガイド絡みが頻発して非常に危険です。
キャスト時にラインが絡まった場合、ルアーは高確率で跳ね返ってきます。
自身のロッドの破損・ラインの高切れくらいならともかく、同船した他の釣り人に怪我をさせた日には、釣りどころじゃないですよね。
実際に、「隣の釣り人を失明させてしまった」なんてケースもあったようです。
たかが結び方。
されど結び方。
トラブルなく気持ちよく釣りをするために、細部にこだわるのは大人のたしなみです。
上の動画のFGノットは、僕が実際に使っている方法で、結び目を最短にする工夫をいくつかしてあるので、参考にしてみてください。
速く結べる
FGノットは、最初こそ難しいですが、慣れてしまえば5分以内で結べます。
速く結べるということは、それだけで
・余裕ができる
・船酔いしづらい
など、メリットがてんこ盛りです。
もちろん練習は必要ですが、練習する価値は充分にあると思います。
強度も充分
FGノットの強度は一般的に80%〜85%ほどと言われています。
この数字は、PRノットと比べると若干低い数字になります。
では、強度が強いPRノットの方がいいのでは?と思われるかもしれませんが、答えはNOです。
もちろん強度が強いに越したことはありませんが、必要以上に強くする意味はありません。
外房のヒラマサ釣りを例に挙げると、
PEは3号か4号、ドラグはせいぜい6〜7kgくらいしかかけません。
例えば
この商品の場合、3号で50lbの表記ですよね。
50lbはだいたい22.5kgくらいなので、その80%だと18kgになります。
ドラグ6〜7kgしかかけないのに対して、18kgの強度があれば、充分ですよね?
結ぶ為の道具が少ない
動画を見ても分かると思いますが、結ぶのに必要な道具は
・締め具
のみです。
部屋で結ぶ場合は、どれだけ道具を使ってもOKですが、海の上で結ぶとなると、道具はできれば少ない方が有利です。
揺れる船上で、あれこれ道具の準備をしているだけで船酔いしちゃいますからね。
【ジギング】リーダーとルアーの結び方
リーダーとルアーの結び方は、宏昌丸ノットがおすすめです。
https://twitter.com/Aki73711455/status/1280832754779750400
強度は、70〜80%くらいといったところです。
これだけでトラブルはなかったですけど、心配ならハーフヒッチを片側2回ずつくらい入れても良いかもです。
太糸を扱う釣りなら、覚えておいて損はないと思います
これだけで本当に大丈夫?
いつもやってるクリンチノットやユニノットじゃダメ?
なんて質問が出てきそうなので、先回りしてお答えします。
これだけで大丈夫です。
ジギングで主に使われる太い糸は、糸同士で食い込んで固定されるため、シンプルでも強度が出やすいです。
細糸でするような「捻る」「巻き付ける」などしすぎると、締まりきらなかったり、糸に癖がつく原因になります。
太糸を使う時は、太糸の結び方を覚えましょう。
では、なぜ宏昌丸ノットがおすすめなのかを紹介します。
速い
簡単
これに尽きます。
慣れたら5秒で結べます。
しかも簡単なので、3回も練習したら結べるようになります。
もちろん強度も充分なので、覚えて置いて損はない結び方だと思います。
少し細めの糸(12号40lb以下)だと、締まり切れを起こすことがあるので、心配な場合はハーフヒッチを片側2回ずつ入れると強度が上がります。
他には、パロマーノットなんかも太糸では有効な結び方です。
パロマーノット pic.twitter.com/i6QUKQcaR6
— アッキー@釣りだけして生きていく (@Aki73711455) May 13, 2021
強度的にはかなり強い部類だったはずです。
最後にダブルラインになった部分が重なると、強度が一気に落ちるので注意
・メインラインがヨレがち
・大きいルアーが結びづらい
な理由から、僕としては使用頻度低めです
結び方だけじゃない!便利な小物に注目
では、実際糸を結ぶ時に必要になるのが接続金具類
ソリッドリング?スプリットリング?溶接リング?
リングだけで色んな名前が出てきて困惑しますよね。
今回はそれぞれの金具について簡単に説明します。
説明なんかいらないから手っ取り早くセッティング方法を教えろ!
という方は【青物ジギング】アシストフックと正しいセッティング方法の記事で詳しいセッティング方法を解説してますのでご覧ください。
ソリッドリング
ソリッドリングは、指輪のように出入口がないただの輪っか状のリングです。
1本の針金を溶接でくっつけてある「溶接リング」と
1枚の鉄板から打ち抜いた「プレスリング」があります。
どちらも同じ用途ですので、ある程度表面が滑らかなものを選んでもらえばどちらでもOKです。
スプリットリング
キーホルダーのように、二重になっている割れリングです。
1回広げた後でも、割れ目がパチっと閉まるような商品が理想的です。
半開きのものは強度が極端に落ちたりするので要注意。
スイベル
「サルカン」「タルカン」などと呼ばれたりします。
どうしてもジグの糸よれが気になる時なんかに使います。
マニアックな人なんかは、ルアーの重心を頭に持ってきたい時につけることもあります。
ちょっと高価ですが、ボールベアリング入りのものを選びましょう。
プライヤー
スプリットリングを開ける際に、バスやトラウト用のプライヤーでは使えません。
ジギングで使うスプリットリングは大型なので、先端の爪が大きい「大型スプリットリング対応」の機種を選びましょう。
では、改めて具体的なセッティング方法は【青物ジギング】アシストフックと正しいセッティング方法で紹介しているので、紹介してきた金具類の具体的な使い方はこちらをご覧ください。
ジギングの結び方まとめ
ここまで、ジギングで失敗しないための結び方を紹介してきました。
もう一度要点をまとめると
↓
リーダー~ソリッドリング 宏昌丸ノット
↓
ソリッドリング+スプリットリング+アシストフック&ジグ
これですぐにジギングを始められます。
とはいえ、結び方には練習も必須です。
動画で見て覚えたつもりでも、実際現場で結び方を忘れたりします。
ジギングの結び方はFGノットを覚えよう
しっかり家で練習し、完璧に結べるようにしておくと、実際釣りをしている最中にもスマートですね。
隣の釣り人とおまつりした時
「あっ、僕のライン切っちゃっていいですよ〜」
なんて言える釣り人って、余裕があってカッコイイですからね。
というわけで、今回の記事は以上です。
それではいいジギングライフを!