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【ジギング】根掛かりの対処と回避する方法まとめ

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【ジギング】根掛かりの対処と回避する方法まとめ

ジギングアングラー「根掛かりしてしまった!無理に引っ張ったらロッドが折れそうで怖い!
根掛かりを連発して、1日に1万円分もルアーをロストしてしまった。上手な人でもこんなにロストしてるのかな?
根掛かりしない特別な方法とかがあるの?」

こんな悩みに答えます。

目次

この記事を書いている僕は、
アッキー@釣りだけして生きていく
YouTubeツイッターinstagramもやっています。

浅い根周り中心のヒラマサジギングで、毎日根掛かりと向き合い溜まってきたノウハウがあるので、今回の記事にまとめていきます。

【ジギング】根掛かりの対処と回避する方法まとめ

【ジギング】根掛かりの対処と回避する方法まとめ

ジギングをする上で、根掛かりは切って離せない存在です。

たとえプロの釣り人でも、根掛かりはします。

彼らが根掛かりしやすいポイントも果敢に攻められるのは、根掛かり対して適切に対応できるからに他なりません。

今回は、そんな根掛かりにきちんと対応できるよう、

対処法方

回避方法

2つのパートに分けて解説していきます。

根掛かりした時の対処法

もし根掛かりしてしまったら

①軽く糸を張って、一気に緩める

針が深く刺さり込まないように注意しながら、
「軽く糸を張り、一気に緩める」
これを何度か繰り返してみてください。

この時に、ジグの状況を把握します。

・ブラブラ動いているのか
・全く動かず、何かに挟まったような状況なのか

軽い根掛かりであれば、この時点で外れます。

②強めに糸を張って、一気に緩める

外れない場合は、
「もう少し強めに糸を張り、一気に緩める」
ロッドワークだけで上手く緩められない場合は

・(キャスト時のように)人差し指に糸を掛け、ベールを返す
・スプールを止めて、ロッドを曲げ込みテンションをかける
・人差し指を弾くように離して、一気にテンションを抜く

上のようにしてみてください。
ここまでで、「外せる根掛かり」はほぼ外れます。

③竿を真っ直ぐにして、引っ張る

1、2で外れなかった場合は、覚悟を決めて、引っ張る作業に入ります。

この時に、かならず竿を「根掛かりに対してまっすぐ」にしてください。

竿を曲げた状態でテンションをかけると、竿の破損や高切れにつながります。

「ドテラ流し」で船が動いている場合は、スプールを止めておくだけでOKです
これで、海藻なんかに引っ掛かってる場合は回収できますが、ラインブレイクする可能性も高いです。

④最終手段PEブレーカー

3のようにして引っ張っても切れない場合は、PEブレーカーを使いましょう。

ジギングをしていると根掛かりはつきもの。
スマートに向き合うためには、こんなアイテムがあると便利です 
使い方にも技術があるので、持っているだけ。ではなく、ガンガン使っていきましょう 使わなくて良いのが一番ですけど…
ポイントは、すぐに出せるところに置いておくことです

3のようにして引っ張ると、ラインローラーやガイドにかなりの負荷がかかり、破損することもあります。
また、リールの糸巻きが緩いと、食い込みによる高切れの原因にもなります。
心配な場合はPEブレーカーを使いましょう。

使い方は

・ベールを返し、糸が出る状態にする
・糸が重ならないように、PEブレーカーに5~6回以上巻きつける
・引っ張る

だけです。
簡単そうに見えますが、流されていく船の上でこの作業をするのは、ちょっと技術が必要です。

PEブレーカーはすぐ手に取れる場所におき、日頃から使って練習してみましょう。

ちなみにこれ、FGノットの締め込みとかにも使えるので、1本持っておくとかなり便利です。
オフショアの場合は、MかL。 大きいほど使いやすいです。

根掛かりを回避する方法

根掛かりをしてしまったら仕方がないのですが、かかといって、根掛かりばかりしていたら釣りになりません。
次は、根掛かりを回避するための方法を解説していきます。

確実に着底がわかるジグを使う

シングルアシストを使う

極端な斜め引きは避ける

順に解説していきます。

確実に着底がわかるジグを使う

これが基本です
着底していることに気づけず、海底を引きずると、根掛かりが多発します。

「浅場だから100g!」などと、固定観念にとらわれず、その時の状況を見極めて「自分が底どりできる重さのジグ」を使いましょう。

例えば
水深20m、普段は100g程度のジグしか使わないようなポイントでも、
・潮の流れ
・波の高さ
・風の強さ

などが影響して、200g以上の方が釣りしやすいなんてこともあります。

周りの意見に流されず、自分がやり易いジグを見極めましょう。

シングルアシストを使う

極端に根掛かりが多いポイントでは、シングルアシストのみを使う方法もあります。
フックの数だけ、根掛かりの確率は上がります。

根掛かりのリスクを最小限に抑えたい場合はシングルアシストで!
ちなみに、僕は青物のジギングで、シングルアシストばかり使っていましたが、特に不都合はなく、むしろメリットが多いです。

アシストフックについて詳しくは【青物ジギング】アシストフックと正しいセッティング方法でも解説しています。

極端な斜め引きは避ける

水深が浅ければ浅いほど、ロングキャストして、ジグを斜めに引いてきたくなります。
ただし、これは根掛かりの確立を大幅に増やします。

・迎え側はロングキャスト
・払い側はちょいキャスト

などと、自分の中で、根掛かりのリスクを減らす立ち回り方を組み立てましょう。

超ロングキャストで、底どりナシで上からカウントする人もたまにいます。
天才型の釣り方なので、あまりオススメはしません。

上で紹介した以外に、ジグの形状でも根掛かりし易いのがある気がします。

沈みが速い。
系のジグは、根周りでの根掛かり率も高い気がします。
刺さってる?
海底の状態も考えてジグを選ぶと、根掛かりを減らせそうです。

特に、沈みが速いと言われてるものほど、根周りで使うと根掛かりしやすい気がします。
これは、実際に検証してみたわけではないので、参考程度で。。。

針を伸ばすという選択肢

根掛かりからルアーを生還させる方法として、針を伸ばすという選択肢もあります。

根掛かりから生還?させる方法

1外れる
2根ごと釣り上げる
3針を伸ばす

意外と、3番目を意図的にやる人って少ない気がします。
・対象魚に合わせた強度の針
・強めのラインシステム
これを意識すると、ルアーの生存率は上がります

これは、あまり言っている人がいないんですが、上手い人は無意識にやっていたりします。
とはいえ、やることは簡単で

ラインシステムの強度>針の強度

というバランスを作るだけです。

極端な例を上げると、

PE5 + フロロ50lb + マス針

このタックルバランスで根掛かりしたら、ほぼ100%マス針の部分がブレイク(伸びる)しますよね。

この感じで、今使ってるものより少し
・針を弱くする
・糸を強くする

のどちらかに振ると、上手く針を伸ばしてルアーを回収できるかもです。

参考までに、僕が普段使っているものだと

ジグマンx8 3号 + FGノット + フロロ40lb + がまかつ 近海ミディアム7/0

このバランスだと、7割くらい針が伸びてくれるイメージです。
近海ミディアムは廃盤になってしまい、今は近海MSが同じ強度の針だと思います。
僕はFGノットも少し工夫をしているのですが、気になる方は【ジギング】失敗しないための結び方講座の記事もご覧ください。

針をジガーライト早掛け7/0にすると、結び目でラインブレイクします。

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とはいえ、
「針が伸びて魚が逃げたら本末転倒じゃないか!」
と怒られそうなので、先に答えておきます。

針はフトコロまでしっかり貫通していれば、かなりの強度があるものです。
逆にいえば、針先しか掛かってないと、簡単に伸びてしまいます。

ですので、根掛かりした場合も、硬い岩などに針先だけが掛ってしまった場合に針は伸びてくれます。
海藻の根っこなどに、しっかりフトコロまで刺さってしまった場合は、恐らく糸が切れるでしょう。

なので、バランスがいい針を探すというのが、この方法の一番難しい点かもしれません。
こんなことも考えながら針を選ぶと、またジギングが楽しくなりますね。

まとめ

【ジギング】根掛かりの対処と回避する方法まとめ

ジギングをする上で、根掛かりを全くしないのはほぼ不可能です。

しかし、正しい対処方法を知っておけば、過度に恐れることでもありません。

船の上で根掛かりすると、船が流される速度で糸が出されていくので、最初はテンパると思います。
焦って、直接手で糸を持ってしまう人もいます。
これは非常に危険です。

下手をすると指を切断することになります。

まずは落ち着きましょう。

これが最重要です。

落ち着いて、今回の記事でまとめてきたことを実践してみてください。

根掛かりの対処も技術ですから、もちろん最初から上手くはいきません。

しかし、何回か繰り返すうちに必ずスムーズに対処できるようになります。

これは、経験の差がモロにでます。
たとえ一流のタックルを揃えていても、根掛かりの対処ひとつでその人の技量が浮き彫りになります。

釣船で根掛かりした時、
「船長!根掛かりましたー!」
と声を掛ければ助けてくれる船がほとんどだと思います。

しかし、それでは本人の成長は見込めません。

最初はもちろん上手くできないですが、必ず上達します。
根掛かりのストレスが少なくなれば、必ず釣果も上がります。

ここは一つ、いい実践経験を積めると思って自分で根掛かりに対処してみましょう!

今回の記事は以上です

ボトムの取り方は【底取り】今更聞けないボトムの取り方【ジギング】の記事でも解説しています。
併せて読んでもらえると、理解が深まると思います。

いいジギングライフを!